夫婦の住み替え物語。
子育てを終えて、新たなステージへ。
夫婦の
住み替え物語。
雨音が静かに響く、ある春の午後。
シンケンの家を売りに出された、あるご夫婦のお住まいを訪ねました。
とても大切にしているように見えた家を、どうして売りに出されたのか?じっくりとお話を伺いたいと思ったからです。
築18年、その年月の積み重ねの味わいを、外観からも感じることができました。
玄関先で改めてご挨拶をさせていただき、中に通していただきました。
一歩中に入ると、18年大切にお住まいいただいたことをすぐに感じることができました。
住まい手の、家に対する思いのありようは、空間に独特の温かみをもたらしてくれるものです。
リビングに置かれた長年愛用のソファは、最近18万円かけて張り替えたばかりだと言います。
「この座面の感触が好きで、直して使い続ける道を選びました」と、奥さま。
そんな「良いものを長く、大切に使う」という価値観を持つお二人が、なぜ、新たな住まいを建てるという大きな決断に至ったのでしょうか。
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18年前、この家は、お二人とまだ幼い二人の娘さんの人生の拠り所となりました。
「長女が大学進学で家を出るまでの期間、ここで過したのは6年間。次女もまた数年前にこの家を巣立っていきました。それからは夫婦二人暮らしです。」と家族で過ごした日々の思い出話と共に教えてくださいました。
子どもたちが巣立ち、夫婦二人の暮らしに戻った今、200坪という広大な敷地と大きな家が「手に余る」ように感じられたそうです。
「3階にはもう、ほとんど行かなくなってしまって。広い敷地の草刈りにもたくさんの時間を使います。子どもたちも一緒に住んでいるころはそれでよかったのですが、もっと自分たちの時間を自由に軽やかに使いたい…そう、ぼんやりと思っていました」
「家や庭の手入れが嫌なわけじゃないんです。だけど、『残りの時間』をほかのことに使いたいなと」
「直して住む」から
「新しく描く」へ
最初は、住み替えるつもりは全くなかったそうです。
お二人は、これから先の将来の資金計画を立てるために、老後を見越した必要なメンテナンスやリフォームにかかる様々な費用を算出してもらうことにしました。
屋根の葺き替え、外壁やウッドデッキ、木塀などの修繕、浴室やトイレ、給湯器など住宅設備機器の交換に600万円程度。
新しく始める趣味のための造成工事などに200万円程度、合計すると800万円以上かかることが見えてきました。
けっこうかかるなぁ…と思っているときに、お二人が心惹かれたのが、シンケンの提案住宅「スタディハウス」でした。
「小さな家に住み替える」という、もう一つの選択肢が生まれたのです。
18年前の家づくりで抱いた、かつての憧れである、大きな吹き抜けや広々としたウッドデッキなどのちょっと贅沢な仕様よりも、今の二人にとっては「小さいことの合理性」の方が、ずっと贅沢に感じられたそうです。
スタディハウスを知ったあと、
「AIに今の家の条件を入力して、今売るとしたら、いくらで売れるか?聞いてみたんです。そしたら、「シンケンの家」という付加価値があるので、一般的な価格より高く売れるという回答だったんです。そして、改めてシンケン不動産に査定してもらったら、AIが出した答えとほぼ同じ金額でした」とご主人。
これなら、スタディハウスに住み替えられる!と、住み替え計画がスタートしました。
人生の後半を
愉しむための「投資」
ご主人のライフスタイルは実に多彩です。ガレージでの自転車トレーニング、キャンプ、そしてこれから再び始めようとしている大型バイクでの旅。
「10年サイクルで趣味が変わるんです」と笑うご主人にとって、家はただの箱ではなく、人生を愉しむための「道具」の一つなのかもしれません。
今回の住み替えには、明確な「人生の資金計画」も組み込まれています。
愛着を持って手入れし続けてきた今の家には、小さな土地を買って、スタディハウスを建てる費用に充てるための、十分な価格で買い手がついたそうです。
「売りに出したときに、しっかり値段がつくっていうのも、改めてシンケンで建てて良かったなと思いました」と、ご主人。
しかし、新居の資金は一旦住宅ローンで賄うそうです。
55歳という現役世代だからこそ、この選択ができるのだと教えてくださいました。
元の家の売却資金は、NISAなどの投資に回して老後資金を形成する計画です。
NISAで安全に、十分なリターンを得るには、長期に渡ってある程度の額の資金が必要です。その資金に売却益を充てる計画とのこと。
それは、ただ家を建てるのではなく、これからの人生をより能動的に生きるための、ライフプランニングでもあります。
変化という
スパイス
今回購入したのは、飛び地で小さな2つの土地がセットになった土地でした。
一つの土地に新しい家を建て、奥さまがご主人より一足に定年退職した後に、もう一つの土地で「民泊」という新たな事業に挑戦しようとしています。
自宅とは別に「延床面積14坪の離れ」を建ててゲストを迎え入れる計画です。
ご主人に比べると奥さまは、元の家への愛着と新しい変化の間で、心が揺れ動くことがあるそうです。
そんなとき、前を向くために一冊のノートを手もとにおいて眺めている。と、教えてくださいました。

夫婦二人で共有しているノート。
「変化を楽しむこと」「時間を有効に使うこと」「老後の安心をつくること」…今回の住み替えに込めた、そんな想いも描かれています。
これからの20年、30年を「どう生きるか」という、夫婦の将来の姿を確かめるためのノートでもありました。
価値を
未来へつなぐ
お二人がこの家を慈しみ、デッキを塗り、庭を整えてきたからこそ、18年経った今、この家は次の家族へ幸せのバトンを繋ぐことができました。
新しく入居するのは、これから小学校に上がるお子さんのいる、まさに18年前のお二人と娘さんがたのような、若いご家族です。
幸せの形は、ライフステージと共に移ろうもの。
変化を恐れず、今の自分たちにちょうどいいサイズに暮らしを整えていく。
お二人にとっての「住み替え」は、子育てを終えた夫婦ふたりの人生を、もっと愉しむための清々しい選択でした。
新しい家、新しいバイク、そして新しい出会い。お二人の第二章が、今まさに始まろうとしています。
18年目の住み替え
チェックリスト
セカンドライフを愉しむために、ご夫妻が実践した「住まいと人生の選び方」をまとめました。
現状の「維持コスト」を可視化する
リフォーム費用の概算:
屋根・外壁塗装、設備更新の総額を出す。
(シンケンユーザーズサポートにて見積もり)
管理負担の棚卸し:
庭木の手入れや掃除にかかる時間・体力的な負担を再確認する。
住まいの「資産価値」を正しく知る
プロによる査定:
自分の家が今いくらで売れるのか、客観的な市場価値を把握する。
(シンケン不動産にて査定)
家目線:
「使わない部屋」としてではなく、次の家族が「喜んで住める場所」として見直す。
長期運用を見据えて資金計画
売却益の活用:
住み替え資金だけでなく、老後資金(NISA等の投資)に回せる余力を計算する。
退職金との連携:
ローン完済や新規事業(民泊等)の開始時期と退職金のバランスを計画する。
住まいのサイズを「セカンドライフ」に合わせる
必要最低限の広さを知る:
夫婦二人に本当に必要な坪数を確認する(例:スタディハウス=延床面積24坪)。
家具の再編集:
愛着のある家具はリペアして使い、大きすぎるものは潔く手放す。
未来の「ワクワク」を目的化する
目的ノートの作成:
なぜ住み替えるのか。迷った時に立ち返れる「人生の目的」を夫婦で共有する。
新しい役割を持つ:
趣味のガレージ、地域との繋がり、あるいは民泊のような新しい出会いと仕事の場を計画に組み込む。










