薪ストーブ 本体のお手入れ

作業時期

使用毎 週に1度

作業時間

30分程度
〈時期・時間は目安です〉

難しさ
効 果
  • 薪ストーブを清潔に保つ

道具・材料

材料費(目安)

専用ガラスクリーナー(必要に応じて)

2,000円程度

ブラシ

数百円

掃除機

手順

はじめに

薪ストーブを楽しむためには、日常のお手入れや定期的なメンテナンスなど、薪ストーブ本体や煙突、ストーブの周囲を最善の状態に保つことが大切です。

お手入れ・メンテナンスと言っても日頃から気を付けていれば特に大変な作業は必要ありませんので、お手入れも薪ストーブライフの一貫としてぜひ楽しんでください。

1(灰そうじ)

使用するたびに、燃焼皿内や、灰受けが灰でいっぱいにならないように灰を取り出してください。
まずは火が完全に消えたことを確認します。一見すると火が消えているように見えても、火が残っていることがあります。灰は必ず不燃性の容器に入れて一昼夜ほど時間を置いてから、処理しましょう。
可燃性の容器に入れたり、完全に鎮火する前に処理をすると火災の原因になります。また、灰は可燃物の近くでは保管しないでください。
灰はお住まいの自治体の分別要領に合わせて捨てるようにしてください。

2(ガラスの煤汚れ)

ガラスに付着した煤(スス)は、熱効率には問題ありませんが、よく乾燥した薪を高温で燃やしてあげるだけで、煤が焼かれてきれいになります。

落ちにくい時は専用のガラスクリーナーでも掃除は可能です。
また、簡単で手軽に出来る方法として、濡れたティッシュペーパーにストーブ内の灰を適量付けてガラス面を擦ると綺麗に煤が取れます。これは、灰が水に濡れることでアルカリ成分となって、クリーナーの役割を果たしてくれる為です。

ガラスそうじ

ポイント

  • この作業は、必ず薪ストーブの熱を十分冷ました状態で行ってください。

    ガラスが高温すぎる状態で行うと濡れたティッシュがガラスに触れた瞬間に、温度差で割れることがありますのでご注意ください。

3(その他の部分の汚れ)

煙の排気経路および燃焼室内、給気口などは定期的に点検し、煤が溜まっていたり、ほこりが溜まっていたりする場合には、ブラシや掃除機等で清掃してください。

※ストーブ内の錆について

ストーブは、常に煙突を通じて外気に触れており、環境条件によっては、炉内は湿気を持ちます。
また、高温による燃焼で熱酸化が起きます。 熱酸化や湿気によりストーブ内に錆が発生することがありますが、使用上、及びストーブの性能には問題はありませんので ご安心してお使い下い。
ストーブ内に灰が残っていると、外気からの湿気だけでなく、灰自体も湿気を持ってしまいますので、シーズン終了時には、必ず 灰を全て取り出すようにして下さい。

注意・確認事項

  • 良く乾いていないを使用すると煤が付きやすく、きちんと乾燥した薪を使用すれば煤は付きにくくなります。使う薪にも注意しましょう。
  • お手入れは、必ず薪ストーブの熱を十分冷ました状態で行ってください。

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