薪ストーブ 慣らし焚き

作業時期

シーズンのはじめに

作業時間

数日
〈時期・時間は目安です〉

難しさ
効 果
  • ストーブの破損を防ぐ

道具・材料

材料費(目安)

10,000円前後/トラック1台分

焚き付け材

薪を小割りにしたり、小枝を拾ってきたりして用意できます。購入する場合2,000円/10kg程度

着火剤(必要に応じて)

1,000円前後

手順

はじめに

薪ストーブは燃焼室が直接炎にさらされます。高温と常温の温度差に馴染ませるために、そのシーズンにストーブを焚きはじめる前には必ず、慣らし焚きを行いましょう。

シーズン初めは毎年2回、新品時は最低4回が目安です。

1(薪をくべる)

薪をくべます。薪の並べ方は写真を参考にしてください。
下から着火する場合は、 焚き付け材を下にします。

慣らし焚き

上から着火する場合は、焚き付け材を上にして薪を組みます。

慣らし焚き

それぞれの薪ストーブに適した量を詰めてください。

 

ポイント

  • 火がつきにくい時は着火剤を使用しても構いません。(木質系着火剤、パラフィン系着火剤、ハイブリッド着火剤等、インターネットおよびホームセンターもしくは専門店等でお買い求めください。

    焚き付け材は、杉葉、小枝や割り箸、杉皮、小割にした薪などを使用します。ベニヤ等の合板や段ボールには石油系接着剤が使われていることがあるため、有毒ガスが発生したり、高温になりやすく本体にダメージを与える恐れがあるので、おすすめ致しません。
    新聞紙等は燃えカスが煙突を通して外部に出て行って隣家の迷惑になることがあるので要注意です。

2(着火する)

焚き付け材に火をつけます。
焚くのは、燃焼室に詰めた薪の分1 回だけです。

新品時はこれを朝夕各 1 回ずつ行い、4 日間ほど続けてください。
シーズンはじめは 2 日間です。
高温になりすぎないように注意してください。

注意・確認事項

  • 火が赤々と燃えているような高温での使用状態で新たに薪を投入し、空気量をいっぱいに絞った(燃焼を抑えた) 時などに、ガラスドアや薪投入口などの開口部を開けることは大変危険なので絶対にしないでください。炉内の不完全燃焼ガスに開口部からの空気が流入し、爆発的に燃焼するバックドラフトという現象が起こりやすくなります。
  • 薪は充分に乾燥したものを使用します。含水率20%以下が目安です。 含水率計があると便利です。
  • 換気扇をはとめて下さい。炎や煙が室内に漏れるおそれがあります。ソーラーシステムそよ風の24 時間換気もとめておきます。

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