- 効 果
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薪ストーブを正しく使う
道具・材料 | 材料費(目安) |
---|---|
10,000円前後/トラック1台分 |
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薪を小割りにしたり、小枝を拾ってきたりして用意できます。購入する場合2,000円/10kg程度 |
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着火剤(必要に応じて) |
1,000円前後 |
手順
1(薪をくべる)
ポイント
慣れるまでは、焚き付け材を多めに入れるとうまく着火できます。
火がつきにくい場合は着火剤を使用しても良いでしょう。
薪は井桁状や三角形などの形が組みやすいですが、ストーブの炉内寸法によってやりやすさは違います。日々お使いになりながら、ご自身の家のストーブに適した薪の長さや組み方を見つけてみてください。
3(太い薪を足す)
ポイント
薪を追加する際のドアの開閉は、ゆっくりと行って下さい。急に開けると、火の粉が飛んだり、炎の勢いが強まったりして危険です。
4(薪を追加する)
火を保つために、薪を追加します。炉内の寸法にもよりますが、1本ずつ追加するよりも、一度に2~3本程度追加して、追加した後は一度レバーを全開にして燃焼させ、熾火になったらレバーを絞ってゆっくり燃焼させて、次の薪をくべる。というサイクルが理想的です。
ポイント
薪を追加した当初は十分な酸素が必要ですが、熾火になってからは少ない酸素でその熱を維持することができます。熾火の状態で薪を追加する際は、薪はできるだけ密着させて空気に触れる面積を少なくすると、火持ちが良くなります。
5(火を消す)
消火の際は、一般的なストーブの場合、空気調整レバーを絞って給気を遮断するとゆっくりと自然に消火できます。
ユーロパイセンのストーブの場合は、給気を絞っても薪が燃え尽きるまでゆっくりと燃え続ける仕組みとなっています。外出前には薪をたくさんくべないようにしたり、熾火になった薪を火かき棒などで細かく崩し広げて早く燃えるようにするなど、工夫してみてください。
いずれの場合にも、絶対に水をかけて消火しないようにして下さい。蒸気が大量に発生して危険です。
注意・確認事項
- ここで紹介している手順は基本的な一連の流れです。細かい手順は、機種によっても異なりますので、使いながら自分なりの効率的な方法を見つけていきましょう。
- 熾火が赤々と燃えているような高温での使用状態で新たに薪を投入し、空気量をいっぱいに絞った(燃焼を抑えた) 時などに、ガラスドアや薪投入口などの開口部を開けることは大変危険なので絶対にしないでください。炉内の不完全燃焼ガスに開口部からの空気が流入し、爆発的に燃焼する バックドラフトという現象が起こりやすくなります。
- 薪は充分に乾燥したものを使用します。含水率20%以下が目安です。 含水率計があると便利です。
- 着火時に、以下のような状態になる場合は、薪の状態や室内の環境を確認してみてください。
①黒い煙ばかりが出て燃え広がらない…… 乾燥が不十分かもしれません。十分乾燥した薪かどうか確認してみてください。
②煙が煙突のほうではなく、室内に入ってくる。…… 室内の換気扇やソーラーシステムそよ風の24 時間換気が動いてませんか。火が安定するまでは換気扇を止めるか、窓を少し開けてみてください。
③煙ばかりが出て火が大きくならない…… ストーブ本体の空気調整レバーが閉まっていませんか。空気調整レバーを全開にしてください。
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